Blogしゃちょうのブログ

豪華客船の夢!!

2025.08.20

このこのブログは日々のれっどぱーるのハウスでの作業や、イベントの様子や、
私の感じたことや、経営について勉強したことなどを毎週木曜日に
アップしています。これからもよろしくお願いします。

皆様からの暖かいコメントもお待ちしてます。

2025.8.21

お盆が過ぎてもまだまだ暑い日が続いていますね。
今後の3か月予報でも例年よりも暑い日が続くそうですね。
これだけ暑い日が続くと、農作物にも今後影響が出てくると思います。
お米の出来も心配になりますが、他の露地野菜の出来具合も心配になります。
私達とお付き合いしてくれている梨農家さんがいるのですが、今年の酷暑の影響で
梨も不作のようです。北海道では異例の暑さになり、定植したばかりのブロッコリーの苗が
畑一面全滅したという話も聞きました。
この気候変動は、今後当たり前のように栽培していたものが育たなくなってくるかもしれません。
私自身もいつかは苺が日本では栽培できなくなるのではないか?と心配しています。

でも人間の凄いところは、環境が変わってもその環境に合わせたものを作っていくことだと思います。
既に暑さに強い野菜の品種改良がなされていると聞いたこともあります。
人間は食べなければ生きていけません。
その食べ物を作るのが私達農家の役目であります。
今、農家の戸数が激変してきています。
高齢化の波が農業界に押し寄せてきています。
この流れを止めないと、今後、日本の食糧問題が可決不可能になってしまうと思います。
韓国でも、若者の農業離れから国を挙げて農業人口を増やそうと必至になっていますが、
中々思う様にいかないようです。

私はの業に携わるものの1人として、今の日本の働き方が農業に合っていないのだと思うし、
どうしても「楽」を求める風潮が今の日本にはあるとお思います。
誰かがやると他人事でいると、誰もやらなくなってしまうのではないかと恐ろしくなります。
今回の米騒動も、コメの販売単価は高いかもしれませんが、農家さんに入る単価はそれほど高くありません。
皆が食べる食料のことを、真剣に考える時が来ているのではないかと思います。
私の、悩みの1つとして後継問題があります。
私にはまだはっきりとした後継者が出来ていません。
この後10年をかけて後継者を見つけ、育てようと持っているのですが、
その原石となる人を見つけるのが難しくなってきています。
色んな意味で、時代の転換期が来ているように思います。
時代の流れに乗り、魅力のある農業を展開していくのも
私達の役目のように思います。
人様の役に立ち、遣り甲斐のある仕事だと思います。
それらの良い部分を私たちがもっともっと発信していかなければいけないのだと思いました。

 

お盆の営業!!

お盆の連日の営業が終わり「ホッ」としているところなのですが、
正直なところ、中々疲れが取れません。
暑さの影響もあるのかもしれませんが、つくづく疲れが取れにくくなったと思います。
朝があっという間だし、朝起きる時に疲れた―――と言いたくなるくらいです。
身体は年を取っていると感じることが多くなりました。

お盆後半の営業では
ドリプラのかき氷祭り、スカイウォークでの販売、ふじさんめっせで行われたキッズジョブでの出店がありました。
ドリプラのかき氷祭りは5日間連続出店です。
ドリプラがある清水は富士宮と違って、暑いです。海抜3メートルくらいです。
風も富士宮の風とは全然違います。
生暖かく湿度があるように感じます。
でも、沢山のお客様が必要としてくれるので、有難いです。

8月16日にドリプラに着くと、やけに海外の方が散歩されていたので、
何でかな?と思い、担当の方に聞いてみると、な、な、何と港に
巨大な豪華客船が停泊しているないですか!

解りますかね?

これです。
私は間近で豪華客船を見たことが無いので、びっくりしましたが、
海に浮かぶ「ビル」って感じでした。
どうしても近くで見たくなり、販売が始まりましたが、
ピークが来る前に港まで行き、船の大きさを確かめに行ってきました。

船の名前は「ダイヤモンドプリンセス」号でした。
即ネットで船の寸法を調べたのですが、

全長 290m
幅  37.5m
高さ 海面上まで54m
総トン数 11万5875トン
乗客店員 2706人
という大きさでした。

大きな船を前に、一度は乗ってみたいなーー!と思いましたし、
私は嫁さんとこのような大きな船で、世界を回ってみたいと思っています。夢ですね!
豪華客船世界一周の旅!! いいと思いませんか?
世界には、普通にこのような船に乗る人たちがたくさんいることにびっくりしました。
夢をかなえるためにもまだまだ頑張らないといけませんね!

かき氷祭り祭りでは嬉しい出会いもありました。
販売をしていると「お久しぶりです」と声をかけてくれる方が2組もいました。
2人ともれっどぱーるで一緒に働いていた社員さんで、
2人とも結婚を機に退職していきました。
1人目は、苺が好きでれっどぱーるに就職したのですが、
嫁ぎ先も苺農家と言う、苺とは切っても切り離せない妙さんです。
お子さんを二人育てながら苺栽培にも取り組み
大したお母さんです。

旦那さんは、トマトの会社に勤めているのですが、
義理のお父さんと苺を栽培しています。
将来の夢が自分で苺を育ててみたいというのが彼女の夢だったので、
夢と幸せの二つを手に入れました。頭が下がります。

もう1人は結婚してもれっどぱーるでアルバイトとして頑張ってくれていた
咲輝さんです。身内の方と来てくれたのですが、写真を撮りそびれてしまいましたが、
10月の出産に向けて体調も順調という事で安心しました。
こうして一緒にれっどぱーるを切り盛りしてくれた仲間と会うのも
販売の楽しみの1つでもあります。
皆それぞれの道を歩み、幸せそうな顔を見て私も嬉しくなりました。

咲輝さん、妙さんお幸せに・・・。

 

私は静岡経営塾と言う経営者の勉強会に参加して
会社経営や、自分磨きの勉強をしています。
1か月に1冊課題本として本を読み感想文を書いています。
今回は、先月の課題本でもあった

「ソ連兵へ差し出された娘たち」と言う第二次世界大戦が終わった後の満州開拓団の
性被害について書かれた本の感想文を載せさせていただきます。
良かったら読んでみてください。

「ソ連兵へ差し出された娘たち」の感想文               佐野真史

私のイメージの「接待」というのは、相手を喜ばせたり、美味しい食事の店に連れていったりすることだと思っていましたが、
この本に出てくる「接待」とはとても考えられない悲惨としか言いようのない事実でした。それは娘たちをソ連兵へと引き渡すというか、
兵隊たちの性の犠牲になることでした。

テレビでたまに耳にしていた従軍慰安婦と言う言葉も気にはなっていましたが、それほど関心はなく、今まで生きてきました。
今回この本を読み、戦争と言うものの、恐ろしさと、人が人ではなくなってしまうような怖さを感じました。
もしも私が、この本に出てくる黒川開拓団の団員だったらどうするだろうか?
「接待」に娘を出す父親の立場だったらどうするか?
自分が「接待」を強要された娘だったらどうするだろうか?
胸が痛くなるようなことが、現実として起こっていたことに衝撃を受けました。

私も、団の大勢の人の命を守る団幹部だったら、集団自決か、やはり「接待」のどちらかを選ぶしかなく、きっと「接待」を選んでいたと思います。
この本の中にも出てきましたが、その根底にあるの物は、やはり、自分が可愛く、自分達が生き残るには娘たちに我慢して貰うしかないと考えてしまうと思います。
この本を読みながらも自分の卑怯な面や、利己的な面が見えてきました。

開拓団のために、自分の青春を失い、死に物狂いで日本に帰ってきても、周りから冷たくされて、本当に生き地獄だったように思います。
この本を読んでも何が正解だったかはわかりませんが、団幹部の方が娘たちを送り出し、自分達の命を守ってもらったのに、その後の彼女たちに対する態度が酷いと思いました。

「あの時はすまなかったの一言もなく、お前は好きものだから」なんてひどい言葉をかけられたり、
昔の男尊女卑の時代だったからしょうがないのかもしれないが、同じ人間として考えられません。

色々と考えさせられた本でしたが、今の私には何が正解で、何が良くなかったのかは言いにくいところがありますが、
1つだけ言えることは、事実を後世に伝えていくことは大切なことだと思います。しかし、こういう自分も他人事だからそんなことを言っているのかもしれません。
この本に出てくる被害に遭われた方々の身になったら、そっとしていてほしいと思うかもしれません。

でも、ふと過去の辛い記憶がよみがえってくると読んだときに、人の心の傷は一生消えるものではないと思いました。
心に負った傷は私なんかの想像をはるかに超えていると思います。

6月に韓国に旅行に行ったときにソウルタワーへと行く途中に、
“ソウル日本軍慰安婦被害者追悼碑”
が建てられていました。そこには母親らしき像と若い女性の像が2体展示されていました。

この本を読んだときに、この像のことも思い出したのですが、見方を変えれば、日本人軍人も韓国の女性たちを強姦していた事実があります。
やはり、人間と言うものは、自分達が優位になると、力の弱い子供や、女性を思い通りにしたがるのか、それとも本能がそういった行動をとらせるのか私には解りません。

1ついえることは、戦争は絶対に良くないことであるという事と、犠牲になるのは力の弱い存在であったり、女性であったりすると思います。
あとこの本から学んだことは、人の傲慢さであり、男尊女卑と言う考え方が自分の中にもあるかもしれないというところです。

人は力を持つと、相手の気持ちや、心の傷などを考えずに人を動かそうとします。そういったところは今の私にもあります。
私はもともとお山の大将みたいな人間なので、傲慢になり、気付くと自分勝手で、利己的な行動をするときがあります。
ある意味、開拓団の幹部と同じような行動をとってしまう時があるので、やはり、謙虚さを常に意識していくことが大切だと思いました。

また、小さいころから、亭主関白な祖父、父親を見てきた関係で、女性よりも男が立場が上だというような感覚がまだ残っているように思います。
そういった価値観が会社運営の中でも出てきているときがあるかもしれません。今は男女が平等な時代です。
自分の女性に対する価値観も見直す必要があるのだと思いました。

 

最後にこの本を通して、今の日本があるのも、沢山の方の犠牲があって今の日本があるのだと思います。
自分の命を懸け、自分の青春を犠牲にし、命を捨てて国のために散っていった方々に恥ずかしくない生きかたをしていかなければ皆さんに申し訳ないと思いました。

平和の大切さを学ばせていただきました。

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
富丘佐野農園株式会社 佐野真史

 

 

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