2026.06.03
このこのブログは日々のれっどぱーるのハウスでの作業や、イベントの様子や、
私の感じたことや、経営について勉強したことなどを毎週木曜日に
アップしています。これからもよろしくお願いします。
皆様からの暖かいコメントもお待ちしてます。
2026.6.4
昨日はすさまじい雨でした。
皆さんのお住いの地域では被害等ありませんでしたか?
台風が過ぎ去った後は、台風一過の青空が広がりはしたものの、
北風が強く吹きました。
これから、夏にかけて台風シーズンに入ります。
苺のハウスを管理していて一番嫌なのが風です。
今年の夏も暑くなりそうです。それに伴い海水温も上がり、
大きな台風が発生しないことを祈るばかりです。
れっどぱーるでは5月31日を持ちまして、
生苺の販売を終了いたしました。
れっどぱーる18周年の生苺の販売が終わった訳なのですが、今シーズンも
沢山の方にご来店いただきありがとうございました。
人手不足の事から、苺摘みのやり方や、受付を変更したり、
販売においても、学生さんのアルバイトさんに頑張ってもらい、何とか今シーズンを
乗り超えてきました。終わってみるとあっという間でしたが、シーズン中は、気が休まらず、
寝不足の日々が続きました。
お客様にもご迷惑をおかけしたことが沢山ありましたが、
人手不足をご理解していただき、大変助かりました。
自社の魅力を高めて、れっどぱーるで働きたいという会社にしていきたいと思います。
ハウスでは、苗の片づけをし、段々と来シーズンに向けての準備が始まってきています。
苗の刈り取りも終えました。
こちらが今シーズン最後の1株になるのですが、最後の1株は
メリさんが切り取ってくれました。
こちらのメリさんですが、5月31日をもって退社し、
山梨の派遣元で働くことになりました。
苺が終わったと同時に別れもあります。
とても寂しいですが、出会いがあれば別れがあるのはしょうがない事だと
最近は思う様になりました。それよりも、本人がやりたいことを見つけ、
輝いてくれることを応援する様にしようと思う様になりました。
これで今季の片付けが終わります。
いよいよ来季の準備に取り掛かります。
来期も美味しい苺が実るように精いっぱい努力していきますので、
応援よろしくお願いします。
これからは、移動販売車での販売がメインとなりますので、
イベントで見かけた際には是非、お立ち寄りください。
皆さんありがとうございました。
私は、今年で51歳になります。最近自分の人生を振り返る時が多くなりました。
私の人生は苺と言ってもいいほど、苺と共に生きてきた人生でした。苺を育てて31年になります。
昨日の杉井さんのブログ「賭ける」を読んでいるときにちょうど自分の人生と重なり、自分の「人生の賭け」の時を思い返してみました。
私は、20歳で農業短大を卒業し、就農したのですが、就農してすぐに苺の栽培面積を増やし、最新の技術を導入し、苺での売り上げを上げてきました。
当時の我が家の栽培技術は、先進産地と比べると劣っていたこともあり、最新の技術の導入により、どんどん収量は上がっていきました。
収量が上がると売り上げも上がり、目に見えて自分の頑張りが見えるので、苺栽培がとても面白く、楽しかったです。
それから10年が経ち、世の中の流れが変わってきて苺の単価が安くなってきました。
当時はたくさん出荷すれば儲かると思っていたのですが、たくさん出荷すれば安くなるのです。
安くなるからたくさん出荷することを考えるといった悪循環に陥りました。
そんな時に、このまま同じことをしていても、悪くなることはあっても、良くなることはないだろうと、
悩みに悩んだ末に農協の苺共販部会を抜けることにしました。
この時が、私の「人生の賭け」でした。
それまで、一生懸命に苺を育て沢山農協に出荷することばかりを考えていたので、農協以外の販売先はありません。
また、今のように、直売所がある訳でもなかったので、0からの販路開拓でした。でも、自分で選んだ選択です。
「賭け」を当りにしなければ、家族(小さい子供たち)にも辛い思いをさせてしまうかもしれないと思い、必死で私が育てた苺を販売してくれるところを探しました。
苺が売れるのなら、土下座でも何でもする勢いだったことを思い出しました。
苺を販売してくれる店舗が見つかっても、1日数パックしか売れず、何とかもう少し販売してもらえないかと、
7~8店舗の販売店へと、毎日苺を納品してその日の売れ具合を教えてもらいながら、少しでも多く売っていただけるようにお願いをして回っていました。
富士宮を出発し、富士の販売店を回り、沼津の新東名のサービスエリアまで納品に行き、苺が売れるところにはどこへでも納品に伺い売り込んでいきました。
帰ってくると22時を超え、子供たちは布団に入って寝ているときが多く、朝は子供たちよりも早く起きてハウスに向かい苺の収獲なので、
子供と触れ合う時間も余りありませんでしたし、子供が小さい時のお風呂には数える程度しか入れたことがありませんでした。
納品帰りの夜の道を一人でトラックを運転していると自然と涙が出たものでした。
「自分の賭けは合っていたのか?間違っていったのか?」と自分に問いかけたものでした。
一旦「賭け」に出た以上は引くわけにもいかず、「賭け」を当りにすることだけを考えていました。
過去のそんな光景を思い出しました。
お金に執着があった私は苺が売れることでお金が入ってきたので一生懸命にどうしたら売れるのだろうか?と考えて、あの手この手で売り方を考えてきました。
それともう1つの遣り甲斐は、私が育てた苺が売れるという事は、お客様に『自分達が認められた』と感じるようになり、
苺が売れることは自分達が評価されると考えるようになっていきました。
お金に執着もありましたが、私には強い承認欲求や、劣等感があったのだと思います。
苺が売れることで、自分が評価されるという手ごたえを感じ、欲求が満たされていたのかもしれません。
お金も欲しかったですが、誰かに自分を認めてもらいたかったのかもしれません。
そのために一生懸命に苺を必死で育ててきたのだと、当時を振り返ってみて今感じています。
当時に比べれば今の私の状況は良くなってきていますが、当時の「賭け」が合っていたのか、間違っていたのかの答えは出ていません。
まだ「賭け」の途中にいるように思います。
まだまだこれから先には「人生の賭け」があると思いますが、自分で選んだ選択を正解にするのは自分だと自分に言い聞かせ、幸せな人生を掴みたいです。
そして、自分の人生を振り返った時に、頑張ってきたなと思えるように、行動していきます。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
富丘佐野農園株式会社 れっどぱーる