Blogしゃちょうのブログ

もうすぐお彼岸!

2025.09.17

このこのブログは日々のれっどぱーるのハウスでの作業や、イベントの様子や、
私の感じたことや、経営について勉強したことなどを毎週木曜日に
アップしています。これからもよろしくお願いします。

皆様からの暖かいコメントもお待ちしてます。

2025.9.18

9月も中旬になり、稲刈りが終わった田んぼが増えてきています。
赤とんぼも飛び交う様になり、まだまだ暑いですが、段々と秋に近づいてきているように思います。
ふと気づくと彼岸花を見つけました。

残暑が厳しいとか、夏と冬の二極化だとか言われていますが、
この彼岸花はちゃんと、9月の彼岸の頃に咲きます。
生き物たちはちゃんと季節が解るのでしょうね。

この彼岸花ですが、文字通り彼岸に咲く花なのですが、
彼岸と言えば秋です。
この彼岸花が咲くころに、苺たちも秋を感じ始めるころだと考えています。
私が就農したころは、彼岸花が咲くと苺の定植の時期だと言って、
苺を植え始めたことを思い出します。
今でも何らかの関係はあると思うのですが、
私はこの彼岸花を見ると秋を感じ、苺の定植を思い浮かべます。

という事で、まだまだ苺の定植には早いのですが、
定植の準備をコツコツ始めているところです。

今、ハウスにある苗たちを定植するハウスへと移動しています。
苗を移動することで、花目の分化を確認したら、いつでも植えられるように今から
準備しています。

彼岸に近づいてきたと言ってもまだまだハウスの中は40度近いです。
明後日頃から気温が下がるようですが、まだまだ暑いです。

この暑いハウスの中での作業も、
私達はおいしい苺を育てるために、手を向くことなく最善を尽くして
工夫し、努力しています。
今はまだ葉っぱしかないですが、いつの日か、白い花が咲き、赤い実がぶら下がるのを
想像しながら、作業を進めていきます。
今年も苗の生育は順調です。
だからと言って気を抜くことなく、最後まで、プロとしてやり切ります。

「敵兵を救助せよ!」

私は静岡経営塾と言う経営者が集まり、自己研鑽の場で学ばせていただいているのですが、
毎月の課題本で、今月は、ノンフィクションの本を自分で選んで読むという課題が出されました。
そこで私が選んだ本がこの「敵兵を救助せよ!」です。第二次世界大戦時代の出来事なのですが、
この本を読んでの感想文を書かせていただきます。良かったら読んでみてください。

「敵兵を救助せよ!」を読んで

静岡経営塾の今月の課題本は、ノンフィクションの本を自分で選び読むことでしたが、私は、どんな本を読もうかと迷っていた時に、とりあえずネットでノンフィクションの本と検索し、出てきた本の中から、「敵兵を救助せよ!」と言う本を選びました。

「ソ連兵に差し出された娘たち」や、「ラーゲリーからの手紙」や、「海賊と呼ばれた男」など第二次世界大戦に係る本を読んできて、今まで戦争の事や、日本の歴史にあまり興味がありませんでしたが、1人の日本人として、少しは戦時中にどんなこたがあったかぐらいは知っておいた方がいいと思い、今回の本を選びました。

今では、誰でも戦争は良くないと解かっていることです。しかし、その戦争にどのようにして日本が突入していったかを知るのは大事なことなのだと考えるようになりました。

今が良ければいいのではなく、今があるのは過去の沢山の方々が今の日本を作ってきてくれたからなのだと、この年になってやっとわかり始めたように思います。
そしてその過去を学ぶ事によって、昔の日本人が大切にしてきたものや、思いや、文化を学び、今の自分たちに足りないものを見つけ、後世に伝えていくことが必要になってきているように思います。

 

この本は、第二次世界大戦中の海軍のことについて書かれていたて、その中でも、第6駆逐艦「雷」船長でもあった工藤俊作さんの幼少期の頃から第二次世界大戦時に活躍したこと、またはその後につて書かれていました。

工藤俊作と言う方は、第二次世界大戦中、「雷」と言う駆逐艦の艦長をしているときに、戦闘のさなか、いつ自分達の駆逐艦が潜水艦によって攻撃されるかもわからないスラバヤ沖海域で、敵国でもあるイギリス軍の巡洋艦「エクゼタ―」と、駆逐艦「エンカウンター」が日本海軍に撃沈されたのですが、その両艦の漂流した乗組員たち合計700名以上を日本の駆逐艦「雷」にて救助した話になります。

 

私は、海での軍艦同士の戦いでは、人の命など関係なく、相手の軍艦を撃沈し、戦いに勝つことだけを考え、行動していたと思っていて、沈んでいく軍艦に乗っている乗組員は敵であり、死んでしまってもしょうがないものであり、いつ自分が軍艦と共に沈むかわからない生と死が隣り合わせの状況の中で、今回この本に出てくる工藤艦長のような、敵国軍兵を助けた人がいたという事実にはびっくりしました。

 

本を読んでいて、自分だったらどうするだろうか?と考えましたが、自分が指揮する軍艦にも何百人もの士官がいて、その士官たちの命のことを考えると、危険を冒してまでも、敵国の兵士の救助はしなかったのだろと思います。そこが、今の私と、昔の偉大な人の違いなのだと思います。また、敵国の兵士を助けることを疑問に思う士官たちもいたかもしれませんが、信頼する艦長の命令に従う姿は、1つの家族のようなものでもあり、私達が組織を作っていく上で最も大切な信頼関係を気付いていたからなのだと思いました。

 

人と人とが殺し合う戦争の時に、敵国の兵士を助けた勇敢な日本人がいたことにびっくりしまいた。
損か得か?や、自分さえよければいいといった考え方に動かされてしまう自分がいますが、もう少し、日本男児として「大和魂」や、「武士道」を貫ける男になりたいと思いました。

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

富丘佐野農園株式会社  佐野真史

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