2025.12.17
このこのブログは日々のれっどぱーるのハウスでの作業や、イベントの様子や、
私の感じたことや、経営について勉強したことなどを毎週木曜日に
アップしています。これからもよろしくお願いします。
皆様からの暖かいコメントもお待ちしてます。
2025.12.18
以前として巷ではインフルエンザが猛威を振るっているようですが皆さん体調はいかがでしょうか?
後、十数日で今年も終わってしまいます。
今年の抱負として掲げたことは成し遂げましたでしょうか?
私はこのブログを休まずに書き切ることを今年の抱負としていました。
ブログ掲載の日時はまちまちでしたが、ここまで書き切ってきました。
あと1回書けば、今年の目標に達成するのですが、31日が水曜日のため、
ブログを書くのは12月31日になりそうです。
面倒だなと思う時もありますが、れっどぱーるの日々や、自分の感じたことなどを書くことで、
この文章が残ると思うと書こうという気になります。
このブログは私とれっどぱーるが存在した証になります。こうして書くことによって残っていきますが、
書かなければどんなにいい思い出も忘れてしまいます。
それではもったいないと思います。
このブログは私とれっどぱーるの大切な思い出であり、作品だと思って書いています。
また、読んでくださる方がいるからこそ書こうと思います。
大事なことは良い事、悪い事色んなことが起きますが、その出来事をメモ程度でもいいので、
書き残すことで、見直したときに思い出が蘇るきっかけになると思います。
皆さんも、日記のような記録を残しておくのがいいと思います。
それが自分の人生を残していくことのように思います。
こちらが、先週のブログの時に紹介したれっどぱーるで一番早く赤くなっている苺です。
それが、1週間後にはこのようになりました。
ヘタ部分まで真っ赤くなり、いよいよ食べごろになりました。
という事で、12月16日に苺の初収穫を行いました。
今年は去年と比べると1週間ほど遅れていると思われるのですが、
少しは遅れていても苺が実ることはとても嬉しいことです。
この赤い苺を見ると、
「あーーーー!やっとここまできたか!」
と思います。暑いハウスの中で、空調服を着て暑さを和らげ、
葉っぱを取ったり、つるを挿したり、つるを切ったりと地味な作業ばかりでしたが、
この赤い苺を見ると今までの苦労が吹き飛びます。
この苺は、日の当たるところになっていて、皆の注目を集めていました。
この苺を収穫したのはこの方!
メリさんです。
この苺がず―――っと前から気になっていたようで、
せっかくなので、収穫していただきました。
とても嬉しそうでした。
メリさんはインドネシアから来ていて、日本語を勉強し、仕事をしながら日本語資格を取得し、
ずーっと日本で暮らしたいと言っています。
そんなメリさんなので、収獲だけとは言わず、その後スタッフへのご褒美として
プレゼントしました。
ここからは写真をメインに説明していきます。
11月下旬に北海道から戻ってきたジャニさん。
優しく手に包むようにして収穫してくれました。
次は、ベテランの坪根さんです。

一番の新人さんであり、初めてのでかほっぺの収獲をした室伏君です。
イベントに出かけても、笑顔に評判があります。
冬はお店で、接客を御願いしようと考えています。

私の父親です。
苺つくり57年の大ベテランです。
やはり、収穫は嬉しそうでした。
母親になります。
57年父に連れ添って生きてきました。
この二人のお陰で私がいます。
私も収穫しました。
もっとニコニコしていたつもりでしたが、写真だと引きつった笑顔に見えてしまいます。
もっともっと笑顔に訓練をしなければです。(´;ω;`)
収獲の後はお店に戻ってパック詰めです。
この苺をトレイに詰めたのですが、
やはり、苺を詰めたのは、この方たちでした。

うずうずするのでしょうね。
大粒苺をパックに並べてくれました。
このパックに詰めた苺は市スタッフの安全と、商売の繁盛を込めて
富士山本宮浅間大社さんに初物として奉納させていただきます。
かれこれ10年近くなります。
これがある意味、れっどぱーるの苺のシーズンの出発式のようなものなのです。
いいかんじ!
この後が凄いのです。
神様よりも早く皆で今シーズンの苺の試食です。

メリさんはずー―っと気になっていた苺をパックっと食べ一言
そして私も‥‥。
何故か、コアラも一緒に写ってしまいました。
みずみずしくてジューシーで甘酸っぱかったです。
特に鼻から抜けてくるべのほっぺ特有の香りが何とも言えませんでした。
皆が苺を食べているうちに私と嫁さんと記念撮影しました。

共に荒波を超えてきて24年になります。
子供も大きくなり、自分達は年を取りました。
夫婦と言うよりか、戦友と言った感じです。
私の50歳の節目に私達が作り上げてきた苺と写真を撮らせていただきました。
今思い返せば、結婚式は2001年だったんですね。
その時はお店で苺の販売をするなんて夢にも見ていませんでした。
時代も自分達も変わるものですね。
その後浅間大社に移動し、
いつもの場所で記念撮影です。
毎年、ここでの写真を年賀状に使っています。

今年は、お店の休みと重なり、現場のスタッフだけで初奉納に来ました。
あおぞらが広がり、良い天気でしたが、風が冷たく、上着を脱ぐと寒かったです。

毎恒例のおみくじ。
2人の運勢はどうだったのかな?
2人とも独身です。
待ち人来てもらいたいです。
室伏君はくじ引き後も笑顔です。もしかしたら‥‥。大吉?かな?
しばらくして本殿に案内されて奉納と安全と商売繁盛の祈願をしていただきました。
この本殿がとてつもなく寒いのです。
毎年奉納をしていて、この本殿の寒さは解っているのですが、今年は寒かった‥‥。
父親も寒すぎてブルブル震えていました。
私達も寒いけど、神主さんも寒いんだろうなと思いながら眺めていました。
お祓いをしてもらい、巫女さんの舞いを見て、玉串を供え、最後に
2礼2拍手1礼
儀式は滞りなく行われました。
皆、「寒かったね。」が第一声でした。
外に出て日に当たると太陽の暖かさが体の芯に染みました。
さあ、これから苺のシーズンが始まります。
私自身にもスイッチが入りました。
今シーズンも良いものにしていきたいですし、
皆さんの笑顔に触れて、自分の価値を確かめるシーズンにしたいと考えています。
50歳になり、正直、体力の衰えも感じるようになりました。
今までは、会社のため、家族の為と頑張ってきましたが、これからは
会社のため、家族のためは勿論、自分の人生を充実させるために
苺つくりと事業を楽しんでいこうと思います。
皆さんにとっての幸せとは何でしょうか?
私は自分の幸せをここ最近真剣に考えていました。
私は幸せになりたいと思ってお金を追い、事業を次から次へと発展させてきました。
でもそれが幸せだったかと言ったら、正直苦しかったです。
自分の追い求めた先には幸せが無いことが解ったのです。
では幸せはどこにあるのかと考え始めました。
自問自答を繰り返していく中で見えてきたものが、
当たり前にあるものでした。
目が見えることや、歩けること、美味しいと感じること、
家族がいて、社員がいて、仲間がいること、
この身近過ぎるものを見落としていたことに気付きました。
私は幸せを求めなくても、幸せだったのです。
ただ気付かなかった。それだけだったと。
なので、これからは当たり前にある物をあえて意識して見るようにして
自分の幸せを嚙み締め、味わっていこうと思います。
些細な日常かもしれませんが、それが幸せなのかもしれないなと思う様になりました。
残りの時間で、小さなことで、幸せを感じる心を育てて生きてたいです。
お客様と出会えるのも幸せです。
沢山の方との出会いも大切にしていこうと思います。
出会いは宝。
この仲間が私の宝です。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
富丘佐野農園株式会社 佐野真史