Blogしゃちょうのブログ

四つ溝柿の摘果!!

2025.07.10

このこのブログは日々のれっどぱーるのハウスでの作業や、イベントの様子や、
私の感じたことや、経営について勉強したことなどを毎週木曜日に
アップしています。これからもよろしくお願いします。

皆様からの暖かいコメントもお待ちしてます。

2025.7.10

暑い日が続いていますが、皆さん体調を崩されていないでしょうか?
農業仲間からも熱中症で体調を崩したという方がいました。
湿度もあり、ムシムシ暑いですが、体調管理には十分気を付けてください。

ご存じの方も多いと思いますが、れっどぱーるでは渋柿でもある四つ溝柿を栽培しています。
四つ溝柿も摘花果作業をします。
摘果作業とは、沢山実っている小粒の柿たちの中から、
大きいものを残し、その残した粒に沢山の栄養が行き、大きくなるように
余分な柿を取ってしまう作業です。

高い枝についているときには木の幹によじ登ったり、
脚立に乗って摘果をしていきます。

こんなにとちゃうの?
と言うくらい摘み取りますが、
こうすることで残っている果実が大きくなります。
今摘果の適期です。

 

一見もったいないように思いますが、
この作業が大粒の柿を収穫するには欠かせない作業となります。
秋口の柿の収獲が楽しみです。

夕方になり、西の空を眺めてみると入道雲がにょきにょきと
大きくなっていくのが解りました。
今年の梅雨は雨が少なく、今後の水不足が心配になりますが、
夕方の入道雲に雨を期待してしまいます。

イベントの時には雨は勘弁してほしいと思いますが、
今の畑や、田んぼの状況を見ると恵みの雨となります。

そろそろお湿りが欲しいですね。

 

 

 

 

今日は、経営塾での課題本でもあった
「俄―浪華遊侠伝」(にわかなにわゆうきょでん)の感想文を乗せたいと思います。
男気溢れる万吉の一生を描いています。勉強になると思いますので、
お勧めの一冊です。

 

「俄―浪華遊侠伝」を読んで、自分と万吉の人柄の違いを見つける         佐野真史

 

私とこの物語の主人公でもある万吉の違いは沢山ありますが、自分とは違うな。もしくは自分もそうなりたいなと思うところが3つありました。
1つ目は命を捨てる覚悟で自分の意地を通し、人に優しいところです。
万吉は色んな揉め事に巻き込まれても自分の信念を貫き、そして仲間を守ってきました。その仲間思いの性格から、人から頼りにされてどんどんじんみょくが集まってきました。

それに比べ私は、何かがあると自分の身が可愛くなり、人の為とか、大事なもののために、命を懸けるまでの行動はしないと思います。読んでいて男としてカッコよさを感じますが、自分にはそういった兄貴肌的な所を持ち合わせていないと思いました。その覚悟と言うか、命がけで大事なものを守るという、行動に人が引かれていくのではないかと思いました。

2つ目は、やっぱり、お金に対する執着心になります。
万吉は、困った人がいたら、札の枚数も数えないで、困った人にお金を与えていましたし、何かどうしても物事を動かしたい時には大金を使って情報を得たりしていました。
お金に執着のある私は、どうしてもお金をケチケチ使い、万吉の様に気持ちよく大金を動かすことをしません。勝負に出る時はお金のことを考えずに、自分の目的や、周りの人の笑顔のためにお金は使うものだと思っているのですが、どうしてもケチな癖が出てしまいます。この本を読んでいても、女房を困らせてまでも、人の為に自分のお金を使い自分たちの生活は二の次に考えられるところが凄いと思いましたし、自分とは全然違うと思いました。私は本当はこのようにお金をお金と思わずに、世のため、人の為に使いたいとおもっているのですが、どうしてもお金が絡んでくるとセコイ考えになってしまいます。
これから自分の幸せを見つけるためにも、お金に対する価値観を変えていく必要があると思います。

普段から、杉井さんからも「お金は道具なんだよ」と教えていただいています。まさしく万吉はお金を道具として使い、自分の考えるように物事を進めてきました。
私も、お金は大事なものですが、自分がやりたいことや、皆が良くなるための道具と考えるようにしていきたいと思います。頭では解っているつもりでも実際に数字を見るとそうはいきません。それが私です。
そのこともわかってきているので、今の会社が良くなるためであったり、今一緒に働いている方々が仕事をしやすくなるようにお金を道具として上手に使っていこうと思っています。

3つ目は、自分の「稼業」は親切や。と言う考えのもと、自分に利益の無い事でも、頼まれると嫌とは言わず、引き受けてしまうことです。それによって家族が大変な思いをすると解かっていても引き受けてしまう。いわゆる「損を引き受ける」ことだと思います。
私は、損をしたくないし、面倒なことはしたくないと考えてしまいます。
そのため面倒な頼まれごとは断ることが多いです。それに比べ、万吉はどんな大変なことでも引き受けます。その後、その引き受けたことにより、人脈が広がり、子分も増えていきます。
本を読んでいて、感心するくらい大変なことを引き受けていました。それも「稼業」だからと言って。

ある意味、「稼業」だからと言って腹を決めて取り組むところが、自分にないところで、男らしさを感じました。親分肌と言うのはこの万吉のような人のことを言うのでしょうね。

私のお世話になった社長さんでも、人から頼まれて、「よし分かった」と言って引き受けてしまう社長さんがいます。私から見ると、何の得になるのかな?と思ってしまうのですが、それでもその社長さんは頼まれたことを引き受けてしまいます。

しかし、その社長さんの周りは、いつでも何かしら人がいますし、何かがあると、「このことは〇〇が得意だから〇〇に任せよう。」と言ってすぐに解決していきます。
私はその社長さんを尊敬していますし、カッコいいと思いますし、憧れています。
どうしても私は損得を考える癖があり、(これを受けたら損だ。これをしたって意味がない。)などと考えて自分の得ばかりを考えてしまいます。
だから自分には他力が集まらないし、追い風が吹かないのだと思います。
自分の悪い癖なので、解っているのですが、変えない自分がいます。

このように私と万吉の違いは、利己的か利他的かの違いのように思います。
私はまだまだ利己的な考えが強いと思いました。

だからまだまだ一緒に働いていた仲間が私の元を去っていってしまいます。
何かを掴むには何かを手放さなければいけないと学びました。
今こそ私は人の為にお金を手放す時が来ているのだと思います。
お金も集める事も大事だが使い方も大事だと教えていただきました。
この本を読み、万吉の様に、生きたお金の使い方をしていくことが必要だと思いました。
生きたお金の使い方とは人が集まる使い方なのかもしれません。
人の役になることを考えて、行動していこうと思いました。

 

 

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