Blogしゃちょうのブログ

早く赤くなーーーーれ!!!!

2025.12.09

このこのブログは日々のれっどぱーるのハウスでの作業や、イベントの様子や、
私の感じたことや、経営について勉強したことなどを毎週木曜日に
アップしています。これからもよろしくお願いします。

皆様からの暖かいコメントもお待ちしてます。

2025.12.9

12月に入り、研修が続き、気付けばあっという間に12月の1/3が過ぎようとしています。
皆さん年賀状の準備はしていますでしょうか?
私は本日,郵便局でディズニーのインクジェットの年賀状を購入してきました。
最近年賀状仕舞いをする方が増えているようですが、SNSが進化し、簡素化が進んでいるように思います。
このような流れは昭和世代の私とすると、少し寂しいところがありますが、
これが時代の変化なのでしょうね。
古きものが無くなり、人と人との距離が離れていってしまうように思います。
それでも私ははがきを書き続けていこうと思います。
ハウスの中ではいよいよ苺が赤くなり始めました。

この苺がれっどぱーるハウスの中で一番赤い苺ちゃんです。

徐々に色付き始めていますが、中々思うようには進んでくれません。
首を長―――くして待っているのですが、その時が来るまで赤くならないのが苺なのです。
花が咲いてからの日数が大体決まっているので、そのなるべき時が来るまで
待つしかありません。
もうしばらくお待ちください。

また、苺たちは実を膨らませながら次の準備として
この後の花を咲かせる準備を始めています。

苗の中心部から腋果房(俗に言う2番花)が頭を出し始めています。
私が思っていたよりも早く、この腋果房はおそらく、来月の1月下旬から
の収獲になる見込みです。こうして苺を大きくしながら、次の実を成らす準備を
しているのです。凄いと思いまえせんか?
この時期に腋果房の確認が出来ると栽培者として少し安心します。
今年は初の試みとして、苗たちに充分に日が当たるように、苗と苗の間隔を25センチから30センチに広げました。
お陰で、苗たちは沢山の日を浴びるようにと例年と比べると葉っぱが大きくなったように思います。
日を沢山浴びることで、苺の実にも十分な栄養が行くと思います。
それが食味の向上につながるのではと思っています。
今まで以上の上質な苺が提供できると考えています。

苺たちもハウスの中で頑張っています。
私達も来てくださるお客様に喜んでもらえるように
お店を始める準備をしていきます。
今シーズンも沢山のお客様とお会いできることを楽しみにしています。

柿の剪定と体験発表

先週、れっどぱーるで10月から11月21日まで実習に来ていた、山田さんの
実習体験発表会に参加してきました。
山田さんは、真面目で大人しく、インドネシアのメリと仲良く作業に取り組んでくれました。

場所はと言いますと、私も19歳から20歳まで勉強していた磐田市にある
静岡県立農林環境専門職大学で行われました。
今では上記の名前になりましたが、私が通っていた約30年前は静岡県立農林短期大学校と
言う名前でした。当時は私を含め、やんちゃな子が多かったですが、今は時代の流れなのか、
大人しくて真面目な子が多いです。
基本的に今でも全寮制のようですが、私が暮らしていた学生寮は去年ぐらいに取り壊されて、
今は羨ましくなるようなマンションのような寮へと建て替えられていました。
学校の景色も変わり、時代の変化を感じましたが、感じて当然ですよね。
30年もの時間が過ぎているのですから‥‥。

しかし、不思議なもので、当時あった建物などを見つけると当時の光景がよみがえり、
20歳の時の自分と再会したような感覚となりました。
ある意味、山田さんには、昔の自分を思い出すチャンスをいただきました。

昔の思い出をかみしめながら校舎に入り、
発表会が行われていた視聴覚室に行き、山田さんの発表を聞きました。

落ち着いて堂々と発表している姿を見て、自分の学生時代とは全然違うなと思い、
1人で恥ずかしくなっていました。
約1か月半のことを上手にまとめてあり、私とは違う視点で、苺栽培と経営のことを
まとめてくれていました。
終わった時には挨拶に来てくれて嬉しかったです。
今3年生なので、今後どのような道を選ぶのかわかりませんが、
後悔の無いように自分の人生を作っていってほしいと思いました。
山田さん、楽しい人生にしてください。

れっどぱーるの皆で応援しています。

 

今、苺の収獲が始まる前に終わらせてしまいたい仕事があります。
それは、柿の木の剪定作業です。
収獲が終わり、一年で伸びた枝を作業しやすいように必要な枝を残し、
不要な枝を切り取る作業となります。
皆冷たい風が吹く中、一生懸命に剪定してくれています。

77歳の会長(父親)も脚立に乗って枝の手入れをしてくれています。

モグラの穴があったりして脚立のバランスを崩してしまう時もありますが、
皆、苺の収獲が始まるまでに終わらせようと一生懸命に
取り組んでくれています。

切った枝はまとめて、後ほど、
葉っぱと一緒に野焼きをします。
葉っぱを集めて燃やすことで、来年の柿の病気の予防になります。
こうして柿の木の一年も終わります。
この写真の柿の木は私が25歳の頃に植えた柿の木です。
25年たち大きくなりましたが、
私自身もこの木と同じように人間的に大きくなったか?と言われると
微妙なところです。まだまだ今からでも遅くはないと思うので、
この木たちに負けないように、自分自身を磨き、
器の大きな人間になりたいと思いました。

ここで紹介しておきたい方がいます。
正面に座っている方なのですが、ジャニさんです。
れっどぱーるで働いてくれている特定技能の方々は、派遣の形をとっていて、
作物の繁忙期に応じて、色んな産地に行って日本の農業のために頑張ってくれています。
ジャニさんは去年の11月にれっどぱーるに来て、苺の収獲を終えた6月には北海道に仕事に行き、
北海道で、メロンの収穫や、玉ねぎの収獲の仕事をして、再び12月にれっどぱーるに戻ってきてくれました。

6月に別れる時には寂しかったですが、元気で戻ってきた時は、嬉しくなりました。
自分の国を離れて頑張っている彼女たちが日本はいいところだと
思ってもらうためにも、私達の対応が問われると思います。
れっどぱーるチームの一員として
ここで働いてよかったと言ってもらえるように接していこうと思います。

国境を越えたご縁も大事にしていこうと思いました。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
富丘佐野農園株式会社  佐野真史

 

 

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