Blogしゃちょうのブログ

梅雨明け

2022.06.30

暑い日が続いていますが、体調を崩されていませんか?
6月27日に梅雨明けしたと聞きましたが、「えっ!本当?」
と思ってしまいました。私の感覚ですと梅雨明けと言ったら、
7月中旬の海の日あたりだと思っていましたが、6月中に梅雨が
明けるなんて、びっくりです。

そんな暑い中、柿畑の下草刈りを行いました。
私たちが育てている柿は、渋柿で四つ溝柿という品種で、
主に、静岡県東部で栽培されています。
特徴は、四つ溝というだけあって、柿に溝が四つあります。
渋柿なので、そのままは食べられませんが、干し柿にしたり、
ガスや、アルコールで渋を抜いて食べたりします。
渋を抜いた柿は、とても甘く、甘柿よりも甘くなります。
是非一度召し上がってみてください。
今は、ピンポン玉くらいの大きさまで大きくなってきました。
この先、大玉を収穫するように、大きくなりそうな実だけを残し、
あとは、摘果と言って、若いうちに摘み取ってしまいます。

柿も手がかかります。

 

ハウスの中では、着々と苗を増やす準備を始めています。
一旦、親となる苗に光が当たるように広げました。
こうすることによって、葉っぱに光が当たり、
たくましい苗に育っていきます。

このハウスに約6000本の苗が並んでいます。
この苗を7月上旬まで、手をかけて、その後、
本圃と言われる収獲用のハウスに植えていきます。


本圃では、約35,000本になるまで苗を増やしていきます。
今週は暑い日が続いています。ハウスの中も、40℃近くまでなります。
梅雨明け後は、暑さとの戦いになります。
この戦いを制さなければ美味しい苺が実りません。
ファン付きのベストを着て頑張ります。

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私は、静岡経営塾という経営者が集まる会で、毎月一回の勉強会に参加しています。
経営コンサルタントの杉井保之さんのもと、勉強していることをこの場を借りて、
書かせていただきます。本の感想文であったり、日々の生活の中で、感じたことや、
自分の幸せなどについて、書かせていただきます。
お付き合い宜しくお願いします。

 

「寓話」

皆さんは寓話を知っているでしょうか?
寓話の言葉の意味を辞書で調べてみると、
「登場させた動物の対話・行動などに例を借り、深刻な内容を持つ処世訓を印象深く大衆に訴える目的の話。」
と書かれていました。
代表的なものとして、イソップ寓話や、仏教寓話、荘子の寓話などが代表的なものです。
研修の中で、自分なりの寓話を作るという課題が出て、寓話の本を買い読み始めたのですが、
現代にも通じる教訓がありとても勉強になりました。
今日は、その中の1つである「北風と太陽」という寓話を紹介しようと思います。

 

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北風と太陽が彼らの力について言い争っていた。議論ばかりしていても仕方がないので、勝負をしようという話になった。
最初の勝負は、旅人の帽子を取ることだ。
初めに、太陽が旅人を照りつけると、旅人は日差しを避けようと帽子を深くかぶり、
決して脱ごうとはしなかった。こんどは、北風が思いっきり強く、「ビュー」と吹いた。
すると、旅人の帽子は簡単に吹き飛んでしまった。

次の勝負は、旅人の上着を脱がすことだ。初めに、北風がありったけの力で、ビューっと吹き付けた。
しかし、旅人はふるえあがって、着物をしっかり両手で押さえるばかりだった。
今度は、太陽が旅人を照らした。
すると、旅人は上着を脱いで、気持ちよさそうにのびをした。

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以上が北風と太陽の原文ですが、皆さんもどこかでこの話を聞いたことがあるのではないでしょうか?
面白いのは、この寓話の解説です。以下がその解説になります。

【状況に適した手段を選ぶ】

この話の教訓は、何事においてもそのつど敵切な手段を選ぶことが肝要であるということだ。
旅人の帽子を取るには北風が適していた。上着を脱がせるには太陽が適していたということだ。
要するに臨機応変の大切さを説いている。

一般的に、年をとればとるほど素直さは消えていく。逆に、頑固さは増すばかりである。
「人の意見は40まで」(40歳を過ぎた人に意見をしても効き目がない事)という、ことわざが あるくらいだ。
臨機応変であるためには頑固であってはならない。

社会で成功している人や組織ほど、自信を持っているという意味で頑固である。
しかし、過去に上手くいったからと言って、これからもずっとうまくいくとは限らない。
成功は人を頑固にする。成功の記憶は時に耳栓になる。
周りの環境が変わってしまっているのに、過去の勝ちパターンにしがみつくことはよくあることだ。

時が変われば、選ぶべき手段が違って当然である。熟慮のうえ、適切な手段を選ばなければならない。

 以上が解説です。

この中で、私が感じたことは、40歳を過ぎると素直さは消え、頑固になっていくところです。
まさしく47歳の私は、頑固になり始めているかもしれません。
私の周りの人も、意見を言いにくくなってきているかもしれません。
それでは、どんどん孤立し、退化していくように思いました。

コロナであったり、戦争があったり、今の世の中は、激変の時代です。
この時代を乗り越えていくには、頑固さを手放し、人の意見を素直に聞き、自分の実力を見定め、
臨機応変に対応し、皆さんに助けてもらいながら進んでいかなければいけないと思いまいした。
歳を取れば立派になると思っていましたが、そうでもないようです。かえって、物忘れが激しくなったり、疲れが取れなかったり、
どんどん衰えていくものだと思います。
そのことを頭に入れて、素直に人様の意見を聞き入れ、時代とともに、
変化していける柔軟さを身に付けた人になりたいと思いました。

寓話は勉強になります。面白くて、勉強になる寓話をまた紹介しようと思います。

 

今日も、最後まで読んでいただきありがとうございました。