Blogしゃちょうのブログ

苺つくり30年!!

2025.04.30

このこのブログは日々のれっどぱーるのハウスでの作業や、イベントの様子や、
私の感じたことや、経営について勉強したことなどを毎週木曜日に
アップしています。これからもよろしくお願いします。

皆様からの暖かいコメントもお待ちしてます。

2025.5.1

今日から5月が始まります。
れっどぱーるの周りの景色も変わってきました。
今まで土色の田んぼでしたが、気付くと水を張り田植えの季節です。
毎年田植えが早くなっているように思うのですが、
ハウスの周りの田んぼでは田植えラッシュです。

早いもので、つい先月に荒起こしをしていましたが、
先月の下旬ごろからトラクターでの代掻きが始まり、
29日の祭日に田植えをしていました。

去年は、異常な暑さで、コメ不足となり、2025年の米騒動とまで言われていますが、
今年の作で何とか持ち直してもらいたいと思います。
今まで国の政策で、米の生産が多すぎて、その対策として家畜などに与える餌の
資料米を補助金を出して農家に作らせていました。
農家が作る米は人の為ではなく家畜のえさのためにお米を栽培していたところもあったくらいです。
そのようにしてお米の生産調整をしてきたつもりだと思いますが、いざ異常気象になったら
このような大騒ぎになってしまいました。
資料米を作っていた方々は、精米を栽培するようになると思いますが、
早くこの米騒動が落ちついてくれるといいですね。

でも、私達生産者にしてみると今までのお米の価格が安すぎて、コメ生産がやっていけなかったのも
事実です。我が家にも代々伝わる田んぼがありましたが、機械の老朽化とともに、
米つくりを諦めました。
このような農家が実際に多いのです。
今の金額になり、消費者の方々は高いと思われるかもしれませんが、
米農家が利益を出して、お米を作って得頂くには今の金額くらいが
妥当なような気もします。
物に対する価値が変わり、便利なものにお金を使う習慣になっていますが、
人間は食べるものが無くなったら生きていけません。
この米騒騒動を良い機会として、農産物の適正価格と言うものを
もう一度見つめ直してもらいたいと思います。
採算が合えば、農家さんは物を作ります。
農家の減少を本気で食い止めないと、日本自体に食糧危機が訪れるのではないかと
心配です。
私達がた生きるためには食料が必要です。
その食料を作る生産者を増やすような対策や、政策を行っていってほしいものです。

最後の写真は田んぼに映る逆さ富士です。

 

 

子供たちに苺を!!

4月14日から始めた富士宮市内の幼稚園、保育園の園児に苺のプレゼント企画ですが、
4月25日に市内のすべての幼稚園、保育園に苺のプレゼントをやり終えました。


苺を持って行った時の子供たちの表情は今でも忘れません。
「苺って子供たちに人気なんだな。こんなに喜んでもらえるんだな。」
と、はしゃぐ子供たちを見て苺の偉大さを知りました。
また、その苺を育てている私たちの価値も知ることが出来ました。
苺を育てることほあ簡単なことではありません。
やはり、命を育てているのですから、日々気を抜くことはできません。
でも色々と大変な思いをしながらでも、こうして子供たちの笑顔を見ると
この仕事に対する遣り甲斐を感じてきます。

私は苺を育てて30年になりますが、中々思う様にいきません。
30年育ててきて思うようにならないのですから、苺と言わず、農作物
全般では作りこなすという事がとても難しい事なのだと思います。
でも曲がりなりにも30年苺を育ててきましたので、苺を育てるノウハウは
身に付けてきています。
苺を育てきて今までは生活の為や、会社経営のために苺を栽培しているという感覚でしたが、
このように、子供たちの笑顔を見たときに、苺には人を喜ばせる力があり、
私達はその苺を育ていることで、私達の仕事は人を笑顔にすることに通じているのだと思いました。
それが仕事の遣り甲斐なのだと気づきました。
確かに農業には休みも少なく、天候に大きく左右される職種ですが、
そこを乗り越えた先には人の笑顔があります。
沢山の笑顔に触れたときにとても幸せな気持ちになりました。

苺を持っていく時にプレゼントを用意してくれていた施設さんもありました。
まだ字も書けない子供たちが苺の種を書いてくれました。
貰った時に思わず涙があふれてきました。
こういった心遣いに触れさせていただくきっかけも苺です。

自分の仕事に誇りを持てました。

また違う施設さんでは園のお便りで我が社のことを紹介してくれました。
それと、子供たちからプレゼントもいただきました。

このプレゼントは世界に1つしかありません。
いくらお金を払ってもこれと同じものは買えません。
何よりも、私達の活動をこのように残してくれたことがとてもありがたかったです。
今回、30以上の幼稚園、保育園を訪れましたが、明さん暖かく受け入れてくださり
とても良い思い出となりました。
この企画は毎年行っていきたいと考えています。
そのためには苺を育てる事から始まります。
既に来シーズンに向けて苗づくりがスタートしていますが、
今から気を引き締めて良質な苗の生産に取り組んでいこうと思います。

4号車プレデビュー!!

4月20日になりますが、藤枝市のガス会社のイベントに
4号車で出店してきました。

一緒に行ってくれたのは次女の伶音奈です。
伶音奈はどうしても4号車の初販売に行きたいという事で、一緒に藤枝に向かいました。

何せ、車体が大きいだけに設置に時間がかかりましたが、
無事に販売を開始することが出来ました。
やはり、れっどぱーる号は赤の車体が目立つようで、
お客様が切れることなく来てくれました。

車の中はこんな感じです。
流石に2本の蛍光灯は明るいです。
発電機も、55アンペアと、1号車の2倍の出力の発電機を積んでいるので、
音も静かです。
思っていたよりも車体が低く、良い感じでお客様とのやり取りを行うことが出来ました。

ひとまず初のプレ販売を終了し、改善点が見えてきましたが、
それほど大きな問題はなく、今後この4号車でいろんなイベントに
行くのが楽しみになりました。
後は、只今一緒に販売していくれる仲間を募集しています。
れっどぱーる号で販売の経験を積んでみたい方や、
一度移動販売車で販売を体験してみたい人などいらしたら、
連絡ください。

これから暑い夏になります。
冷たい苺デザートの時期になります。
何処かのイベントで見かけたときにはお立ち寄り下さいね。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
富丘佐野農園株式会社  代表取締役 佐野真史

 

 

 

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