Blogしゃちょうのブログ

2025.11.05

このこのブログは日々のれっどぱーるのハウスでの作業や、イベントの様子や、
私の感じたことや、経営について勉強したことなどを毎週木曜日に
アップしています。これからもよろしくお願いします。

皆様からの暖かいコメントもお待ちしてます。

2025.11.6

気付けばあっという間に11月です。
急に寒くもなりました。
富士山にも、雪があるのが当たり前と言う季節になりました。
ハウスの苺たちは徐々に花が大きくなりつつあり、
いよいよ花が咲くばかりとなりました。

花が咲くと言えば、欠かせない助っ人がいます。
そうです。花の交配をしてくれる蜂たちです。
去年まで、ミツバチと、マルハナバチの混用で交配をしていましたが、
今年は、業者さんの話によると、
ミツバチの入手が困難なため、手に入らないと言われてしまいました。
原因は、女王蜂も海外から輸入されるようなのですが、輸入される途中で、コンテナの不具合があり、
女王蜂が全滅してしまうという事故があったらしいのです。
そのため、交配用の蜂として売買される蜂の女王蜂がいないという事になり、
今期のミツバチは使用不可になってしまいました。

我が社では以前からマルハナバチも使っていたので、問題はありませんが、
マルハナバチを使ったことが無い人たちは、ちょっと慣れるまで難しいかもしれません。
とはいうものの、何とかしなければならないので、今年はマルハナバチの
人気が高まる事間違いなしです。
色んなことが組み合わさって一つの物が出来上がるのだと実感します。
マルハナバチも海外から輸入されています。
ある意味、何かの問題で、輸入がストップになってしまうと、
食料を輸入するとかしないとかの前に、作物が出来ないという
事態も起こりうると考えると、自国で自給自足できるシステムを考えていくことが必要なのだと思います。
ちょっと前までは、世界をひとつにと考えていましたが、
昨今では、国ごとが、ピリピリして自国を守る事ばかりを考えているように思います。
食糧問題は、今後の日本にとって大きな問題になっていくと思います。
野菜工場も出来ていますが、中々採算を取るまで行っていないようです。
生きていくための食べ物のことについて、真剣に考える時が来ているように思います。

新規就農者セミナー

先日、牧之原方面の新規または、これから苺栽培を始めようとする方々が、
れっどぱーるに視察にやってきました。

20代後半で農業を志す方から、ある程度の地位を捨ててまでも第二の人生
を歩むために、会社を退職し、新たな一歩を歩み出した40代の方、
両親の後を継いで農業に就農した方など、いろいろな経歴の方々が
私の話を聞きに来てくれました。

私はいつも通りに、自分がしてきたことを話したのですが、それよりも私が
興味があったのは、なぜ、農業を志すようになったのかという事でした。
中には、会社の管理職や、自分の能力を認められていた方もいらしたのですが、
何故、安定した地位を捨ててまでも、いばらの道を選んだのかという事が私には
理解できず、話を聞かせていただきました。

皆さんアットホームな雰囲気の中でに話を聞かせてくれて、私の方が沢山学ばせていただきました。
話を聞かせていただく中で、やはり、仕事と言うものは楽なものではありませんが、
人の中には、自分の力で、何かを作り上げてみたいという願望や、
好奇心のようなものがあるのだと思いました。

45歳でハウスを作り、苺の栽培に取り組んでいる方もいらっしゃいましたが、
苺つくりの楽しさは、自分が努力した分だけ、成果になって現れるところだと仰っていました。
今まで歩んできた道から、新たな道を選択した方々の話を聞いていると、
皆さん夢に向かって楽しそうだったのが印象的でした。
皆さんの話を聞いていて、大丈夫かな?と思うところもありましたが、
幾つになっても挑戦する姿勢が大事なのだと改めて感じましたが、
今の自分は、夢を持ち、新たなことに挑戦する気力があるのかどうかを考えさせられました。
皆さんのお話を聞きながら、
自分はどうしたいのか?
自分はどうなりたいのか?
自分は何をしたいのか?
を考えていました。
私は漠然と幸せになりたいと考えています。しかし、その幸せが具体的ではありません。
自分の幸せとは何かを今後明確にしてくことが私の課題だと思いました。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
富丘佐野農園株式会社   佐野真史

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