2024.09.18
2024.9.19
9月の中頃になると、今は亡き祖母が「暑さ寒さも彼岸までという諺があるから、いくら夏が暑くても
9月の彼岸の頃から涼しくなるんだよ。」と話していたことを思い出します。
それにしても今年の夏は暑いですね。
既に夏ではなく秋に差し掛かっていると思うのですが、
まだまだ暑いが続いています。
いったい、いつまでこの暑さが続くのでしょうか?
そんな思いでカレンダーを見たら、何と本日9月19日が彼岸の入りでした。
祖母の言い伝え通りならそろそろ涼しくなってくるかもしれませんね。
近くの田んぼもあっという間に稲刈りが終わり
景色が変わってきました。
稲刈りが終わった田んぼの畔にちらほらと
彼岸花が咲き始めました。
今年はどこの場所でも彼岸花の開花が遅れているようですね。
秋の到来が遅いという事は、苺の花芽の分化も遅れる見込みです。
去年は年末年始の需要期に苺が沢山実りましたが、
今年は少し時期がずれてしまいそうです。
年末年始は何かとお使い物をもって移動するときなので、
その時に苺が実れば大変重宝されるので、
色んな手段を使って苺の花芽が少しでも早くなるように
今から工夫していきます。
ハウスでは遅く苗を刺したランナーの切り離しを行っています。
この切り離しをすることによって、子苗が親苗から栄養を貰えなくなり、
自分の根っこで生きようとします。人間でいえば、お母さんのへその緒を
切るようなものです。
親からの栄養を貰えなくなりますが、自分の根っこで、立派に育ってもらいたいです。
子苗のランナーを切り離したら、親苗の役目は終了です。
親苗にお疲れさまと心で話しかけながら親苗を
刈り取っていきます。
こうして残った子苗に12月から苺を実らせていきます。
親苗の気持ちを考えると少し寂しくなりますが、
私も子を持つ親として、子供が成長し、大きくなると、
自分も年を取り、役目が終わってくるように思います。
これが世代交代というものなのでしょうね。
親苗も暑いハウスの中で精いっぱい子苗を育ててきたので、
役目が終わり後は、子苗たちに頑張ってもらいましょう。
9月16日は敬老の日でした。
私の父の誕生日は9月17日という事もあり、
私達夫婦と子供たちと両親でちょっとした時間を利用して
田子の浦の公園まで愛犬の散歩を兼ねて遊びに行ってきました。
この企画をしてくれたのも店長でした。
田子の浦は車で30分ほどの所なので、皆で遊びにいくような場所ではないと思っていたのですが、
いざ行ってみると景色も良く、散歩や、遊びに来ている人たちも多く、
私達もゆっくりと海を眺めて、草むらは愛犬が飛び跳ねて良い時間を過ごすことが出来ました。
私は家族でどこかに行くのなら遠いところや、わざわざ行くところが
良いと思っていたのですが、そうではなく、家族が同じ風景、同じ景色を見ながら一緒の時間を過ごし、
思い出を作る事が大事なのだと思いました。
帰りには田子の浦漁港に立ち寄り、新鮮な生しらすや、
海鮮丼をいただき、充実した時間を過ごしました。
田子の浦漁港も、車を止めるのに一苦労するくらい
車が多く、県外ナンバーの観光客の方々が多かったです。
店長の提案から始まったプチ地元探訪でしたが、
両親も大喜びで大変良い時間を過ごさせていただきました。
良い思い出になりました。
行く場所も大事ですが、一緒に行く人たちとどんな思い出を
作るかが大切なことなのだと思いました。
両親もまだまだハウスで一生けん命に苺を育ててくれています。
こうして動けるうちに、色んなところへ行って思い出を作っておこうと
思いました。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
富丘佐野農園株式会社 佐野真史