Blogしゃちょうのブログ

「半年間お疲れ様でした。」

2023.06.08

2023.6.8

6月に入り、梅雨入りしたと思ったら台風接近による大雨でしたが、
皆さんがお住まいに地域では、被害の方は大丈夫でしたでしょうか?
まだまだ台風が遠かったので、そんなに風も吹くことはないだろうなんて
思っていたら、どんどん雨足は強くなるし、風は暴風になるし、
台風がすぐそこまで来ているかと思いました。
幸いにも被害はありませんでしたが、こうした集中豪雨被害が
今後も増えていきそうです。
異常気象と言いますが、近年の災害のニュースを見ていると、
地球自体が変化してきてしまっているように思います。

人間が自分たちの豊かさのために自然を壊し、
創ってはいけないものまで作った結果が現状のように思います。
これからの地球のために、私達は何ができるのでしょうか?
未来をささえる子供たちに何を残せるのだろうかと考えてしまいました。

残せるものが、使用済みの核燃料や、枯葉剤ではなく、綺麗な地球を
残してあげたいものですね。
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れっどぱーるのお店は、5月31日をもって生苺の販売を終了させていただきましたが、
苺の収獲は、6月2日まで行いました。
半年間、沢山の苺を実らせてくれた苺の苗たちも、ここで役目を終えます。
1本1本、草刈鎌で刈り取っていくのですが、苺摘みや、
お店に来てくれたお客様たちを楽しませてくれたと思うと、胸が熱くなってきました。


言葉を話すわけではありませんが、刈り取りながら、
「ありがとう半年間お疲れさまでした。」
とつぶやきながら作業を行いました。

今期の収穫が終わったばかりなのに、もう来季の準備に取り掛かります。一旦、今作の苗を全部刈り取り、
ハウス外に運び出します。その後、栽培培地のロックウールを薬剤で消毒します。
そして、虫や、病気を防除してから、来季の苗を植えていきます。

苺たちも良く頑張ってくれましたが、この方たちも1年よく頑張りました。若手社員の二人です。

F君と、E君です。

去年入社したばかりで、この刈り取りの仕事からのスタートでしが、1年が経ち、二人とも成長したと思います。1年前と比べると顔つきも変わってきました。
去年は、手取り足取りを先輩社員さんから教わっていましたが、今年は、自分達で使う道具を支度して率先して作業を行いました。
活発なF君は、仕事の段取りを組んだりするのが好きなようで、作業をしていても効率のことを考えて、自分が何をしたらいいのか見つけて、自主的に行動してくれます。
対照的に、おとなしいE君は、黙々と作業をする派で、ハウスの中が暑くても黙々と作業を続けてくれます。口数も少なく、淡々と作業に打ち込んでくれます。
私が思うのに、苺の栽培をしていて、一番嫌な仕事が、この苺の苗の刈り取りであり、ハウス外への運び出しです。
でも、若い二人は、真面目にコツコツと作業をしてくれるのです。

私の若いころとは比べ物になりません。
昔の私は作業をどうしたら楽にできるか?嫌なことは誰かにやってもらうかと、楽をすることばかりを考えていました。極端なことを言えば、逃げ出してサボる事ばかりを考えていました。
真面目に作業をしている2人を見ていると(自分は何をしてもクズだったな。)と恥ずかしくなりました。

最近は、何かにつけ過去の自分のことを思い出す時が増えてきています。
思い出すたびに、(クズだな・・・。)と思い知らされますが、そう思い知らされることで、傲慢な自分が顔を出しにくくなるように思います。
私は、もともと傲慢なので、自分自身が、(まだまだだな。)と思うくらいで丁度よいのかもしれません。若くても、立派な人はいくらでもいますので、人の下に身を置くことを忘れずに、謙虚で、頭の低い人になっていこうと思いました。
ハウスの中から緑がなくなりました。
また来季に向けて、皆で力を合わせて苗を育てていきます。

こちらから

こうなりました。

皆の頑張りで、思った以上に早い苗の片付けが出来ました。
皆さんご苦労様でした。

 

トイレ掃除

私が参加しています静岡経営塾で
自分自身を磨く一環としてトイレ掃除の研修があります。
トイレ掃除は、膝をついて力を入れて便器を磨きます。
このことを「下座業」というそうですが、便器を一心に磨くことによって
自分の行いを見返し、自分の心も磨くといった研修です。
この研修にも、F君とE君と私の3人で参加してきました。
場所は、山梨県下部町の下部ホテルさんです。
下部ホテルさんのトイレをお借りしまして、研修をさせていただきました。

真面目な二人は、杉井さんからも褒められるほど、
黙々と便器を磨き続けました。

リーダーに汚れをチェックしてもらい、
汚れを指摘されると、その場所が綺麗になるまで磨き続けました。

誰でも、トイレ掃除なんて嫌だと思います。
でもそのトイレ掃除を文句も言わずに言われたとおりに磨いている姿を見て、
私の心が洗われる思いでした。
頑張っている2人を見て自分も手を抜いてはいられないと思う様になり、
私も必死になって便器を磨きました。

終わるころになったら、ピカピカになった便器を素手で触って汚れのチェックを
している2人がいました。
何を感じたかは、人それぞれだと思いますが、
私は、このトイレ掃除を通じて、やり切った後の達成感を感じてもらいたいと思っています。
やり切った後の便器には、何とも言えない愛着が湧いてきます。
このトイレ掃除には、

5つの目的があります。

「なぜ、トイレ掃除か」

1. 心を磨く
心を取り出して磨くわけにはいかないので、目の前に見えるものを磨く。
特に、人の嫌がるトイレをきれいにすると、心も美しくなる。
人は、いつも見ているものに心もにてくる。

2. 謙虚な人になれる
どんなに才能があっても、傲慢な人は人を幸せにすることはできない。
人間の第一条件は、まず謙虚であること。
謙虚になるための確実で一番の近道が、トイレ掃除。

3. 気づく人になれる
世の中で成果をあげる人とそうでない人の差は、無駄があるかないか。
無駄をなくすためには、気づく人になることが大切。
気づく人になることによって、無駄がなくなる。
その「気づき」をもっとも引き出してくれるのがトイレ掃除。

4. 感動の心を育む
感動こそ人生。できれば人を感動させるような生き方をしたい。
そのためには自分自身が感動しやすい人間になることが第一。
人が人に感動するのは、その人が手と足と体を使い、さらに
身を低くして一所懸命取り組んでいる姿に感動する。
特に、人のいやがるトイレ掃除は絶好の実践。

5. 感謝の心が芽生える
人は幸せだから感謝するのではない。感謝するから幸せになれる。
その点、トイレ掃除をしていると小さなことにも感謝できる感受性
豊かな人間になれる。

あらためて掃除って凄いなと実感すると共にまだまだ学ぶことがたくさんあると感じました。

皆さんも、ご自宅のトイレを大掃除してみてはいかがでしょうか?
トイレには、女神様がいるらしいですよ。(笑)

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
富丘佐野農園株式会社  佐野真史

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