Blogしゃちょうのブログ

秋の風景

2023.08.31

2023.8.31

皆さん夏バテしていませんか?
もうそろそろ涼しくなるかと思って期待しているのですが、中々涼しくなりませんね。
でも、朝晩は大分涼しくなってきたように思います。
今朝起きて富士山を見たら朝の薄暗い空に、くっきりと富士山が浮かび上がっているようだったので、
思わず写真を撮ってしましました。

富士山は常に見ているので、あって当たり前の存在ですが、他県から来た方たちは、
この富士山を目当てに来るのですから、当たり前のように、日本一の富士山を眺められるのは、
幸せなことなのだと思いました。
富士山を見に来る方々は、普通に富士山を見れると思っているようですが、
よくよく富士山を観察してみると、富士山が顔を出しているときの方が、
少ないように思います。
朝は見えていても、午後になると大抵雲に覆われてしまいます。
私と一緒で、恥ずかしがり屋なのでしょうね。(笑)。

ハウスの苺の苗たちも大分大きくなりました。
9月になると花芽分化と言って、苺がいよいよ花を咲かせる準備を始めます。
来月から肥料分を少なくして、苺の苗が太り過ぎないように管理していきます。
各ハウスの苺の苗の排液測定と、硝酸態窒素を調べて、表にしていきます。

数字が小さくて見にくいですが、苺の苗の健康診断というか、栄養状況を確認して、
花芽分化に向けて、より良い栄養状態になるように、管理していきます。
こちらは、定期的に、若手のE君が調べてくれ報告をしてくれます。
この時期は、太りすぎてもだめですし、痩せすぎてもだめなのです。
そこのコントロールが難しいです。

 

苗の定期的な管理として、葉かきがあります。
葉かきは、病害虫防除や、樹勢の調節の役目があります。
葉を整理することによって、農薬がかかりやすくなり、虫や病気にかかりにくくなったり、
葉を取ることによって、苗にストレスを与えて大きくなるのを防ぐ効果もあります。
特に、今年のように熱い年は、どんどん葉を展開してくるので、1週間に1度は、葉かきの作業となります。

この暑いハウスの中で、黙々と苗の葉っぱを取っていくのはとても大変です。
でもこの作業をしないと美味しい苺が実りません。
社員さんもお客様が喜ぶ顔を思い浮かべてコツコツと作業していると思います。
今年は、残暑が厳しいので、花芽分化が遅れそうです。
苺が年内に沢山収穫できるようになるか、ならないかは、この後の9月の中旬以降の
気温で決まってきます。早く秋になってほしいものです。

 

稲刈り

気温はまだまだ高いですが、稲が黄金色になり、鮮やかです。
地域の中でも一番早く田植えをした方の稲刈りが始まりました。

田植えをしたのは、5月上旬です。
私の記憶では、ついこの間のことのように思いますが、
あれから4か月ほど経ち、あっという間に稲刈りです。
時が過ぎるのは早いものですね。
今週末の9月2日、3日はあちこちの田んぼで稲刈りが行われると思います。
稲刈りが終わり、黄金色の田んぼから稲の切り株だけ残された田んぼを見ると、
秋だな…。と季節の変わり目を感じます。

今では、稲を栽培していませんが、昔は、稲刈りと言ったら、
収獲を喜ぶお祭り騒ぎで、親戚のおじさんおばさんが手伝いに来てくれたりして、
賑やかなものでした。お日様に照らされながら、田んぼで食べたお弁当の味を思い出します。
父親に抱えられながら、機会を運転し、褒められたものでした。
お金だけで考えてしまうと、お米の生産は採算が取りにくいです。
でも日本の農業の原点は、お米作りのように思います。
日本の農業を守るためにも、農産物価格の見直しをお願いしたいものです。

四つ溝柿

れっどぱーるでは、苺以外に渋柿でもある
四つ溝柿の栽培も行っています。
柿の収獲は、11月頃からなのですが、
それまでに摘果作業や、下草刈り、わき目かきなど
色々と手がかかります。
柿の実も、私のこぶしの半分くらいの大きさまで膨らんできました。
何の農作物をとっても、手がかかります。

でも愛情をもって手を掛けていかないと良いものは収穫できません。
また、今の時期は虫も多いため、
暑い中でも合羽を着ての薬剤散布です。

柿の散布は、S部長が行ってくれますが、合羽の中も汗で
びしょびしょになって頑張って散布してくれました。
皆の努力があって、収穫の喜びを味わうことが出来ることを実感しました。
暑い中、薬剤散布有難うございました。
収獲が楽しみです。

 

ハウス修繕

苺の手入れをしながらもやることは沢山あります。
今回は、栽培ハウスの中でも一番古く、現会長が建てたハウスの修繕をしていただきました。
ハウスの周りをコンクリートで固めてあるのですが、長い年月の間に、
コンクリートが割れてしまい、雨が降るとそこから浸水してきて、ハウスの中が水浸しになってしまっていました。
春先から、浸水か所をチェックしておいて、ちょっと手が空いたら修繕しようと思っていたものの、中々手を付けられずにいました。
苗の本数の確保も終わり、柿の手入れもひと段落したところで、ハウスの修繕に取り掛かりました。
まづは、モルタルづくりです。

いまでは 便利物が売っていますから、水を入れて練るだけでモルタルが出来上がります。
そのモルタルをコンクリートの隙間の部分に埋めていきます。

このような作業は初めてだと、若手のE君は、S部長の指導のもと
モルタルを流し込んでいきました。

モルタルを入れ終わったところで、仕上げはS部長の出番です。
ご自宅のブロック塀を積んだほどの腕前です。
このS部長が何でも器用にこなすのです。
電気配線や水道工事など、たいていのことは器用にこなしてくれます。
とても助かります。
若手のE君にも、解らないことがあったら何でも聞くようにとアドバイスをしました。
若いので、自分で覚える気があれば、何でもできると思います。
また今では、ホームセンターで材料や、便利なものも売っています。
ちょっとしたことを自分で直したり、組み立てたりできると案外楽しいものです。
苺を育てることを覚えることも大事ですが、今は災害がいつ来てもおかしくない状況です。
災害や有事の際に、少しでも自分で工夫して乗り越えていけるように、色んなことを身に付けていってもらいたいです。
今の私の年齢くらいになると、体力面でも、記憶力でも、視力でも段々と若い子たちにはかなわなくなっていきます。
唯一、私達が優っているのは長い人生を歩んできた経験のように思います。
良い経験ばかりではありません。
悪いこともありました。
良い事悪い事含めて、今から日本を背負っていく若手たちに、
経験してきたことを伝えていこうと思います。

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
富丘佐野農園株式会社 佐野真史

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