2026.09.10
このこのブログは日々のれっどぱーるのハウスでの作業や、イベントの様子や、
私の感じたことや、経営について勉強したことなどを毎週木曜日に
アップしています。これからもよろしくお願いします。
皆様からの暖かいコメントもお待ちしてます。
2026.9.10
皆さんこんにちは。
先週から雨や、曇りの天気が続き、気温は過ごしやすいのですが、
こうして何日も、お天気がぐずつきっぱなしだと、気分も乗ってきません。

先週のブログでも書きましたが、今、米農家さんはお米の刈り取りの適期を迎えていて、
すぐにでも稲刈りをしたいところがと思うのですが、天気が悪すぎて稲刈りどころではないです。
長雨が続くと、既に稲の実がぎっしりと実っているため、稲穂が重くて、
稲が倒れてしまいます。
稲が倒れてしまうと、機械での稲刈りに手間がかかります。
出来れば稲が立っているうちに刈りたいのですが、
思う様にいかないのが農業なのです。
しばらく、雨続きの予報なので、米農家の皆さんは、稲刈りしたいところだけど思いますが、
しばらく田んぼに入れないと思います。
本当に農業は思う様にいかないものです。
9月に入り、苺の定植までいよいよ1か月を切りました。
今月の気温の低下が苺の花芽に影響を与えるのですが、
9月上旬から雨や、曇りが続き、肌寒い時があったりと、
去年や、一昨年に比べると、大分気温が下がってきているように思います。
この調子でいくと、今月の下旬には花芽が分化して定植できるのではないかと
期待しています。
その定植に向けて準備を進めているのですが、
まづは、最近の天気の様子から、遮光ネットが必要ないだろうと判断して、
取り外すことにしました。
今アルバイトに来てくれている小野里君と我が社の社員の室伏君が率先して
カーテンを畳んでくれました。

初めは、息が合わなくて二人ともぎこちなかったのですが、
時間が経つにつれて、息が合う様になり、カーテンの仕上がりも
綺麗になってきました。
若い二人なので、少しするとコツを掴み、
順応していきます。これが若さなのでしょうね。

私はこの人と息を合わせて作業をするということがとても大事なことだと思っています。
人は自分のやり方でやった方が楽です。
しかし、世の中の仕事は一人でやれる仕事ばかりではありません。
複数でやる仕事の時に、いかに周りの方々に合わせて自分が行動するかが
とても重要だと思います。
今はAIや、ネットが普及し、人とのコミュニケ―ションがうまくできない人が増えているように思います。
仕事をするにはそれでは成り立ちません。
相手の行動を見て相手に合わせたり、
解らないことがあったら聞くことがとても大事です。
どうしたら上手くいくのかを考えることも大事です。
AIの普及により、今後人間の考えるという力が衰えていくように思います。
考える力が衰えるという事は、自分の人生のことも考えなくなることだと思います。
それではロボットになってしまします。
人として生まれた以上、考えて工夫し、生きていくものだと思います。
今の若い子たちには,AIに頼り過ぎないで、自分で経験して、自分で考えて、
自分で工夫して、行動する人に育ってもらいたいと思っています。
そうして自分で考えて試していった方が、経験が豊かになり、自分にも自信がつくと思います。
仕事をしながらそんなことも伝えています。
カーテンを取り外したら、栽培ベットに定植穴をあけていきました。
株間は30センチです。

点滴チューブの穴が10センチピッチに開いているので、
チューブの穴を頼りに30センチピッチに穴をあけていきます。

移植ごてを使って穴をあけていくわけなのですが、
去年の苺の苗の根っこがあるので、結構硬いのです。
根っこを切りながら穴をあけていきます。
定植までまだまだ日にちがありますが、ゆとりを持って作業を進めていきます。
この定植穴をあけるといつでも苗の定植が出来ます。
定植間際にバタバタしないように、早め早めの準備を心がけていき、
より良い状態で苺を定植してあげたいです。
「物価高」
アメリカとイランの戦争もそろそろ終わるかと思ったのですが、両国の動きを見ていると、戦争終結にはまだまだ時間がかかりそうです。
ホルムズ海峡の封鎖が解ければ、原油が今まで通りに流通し始め、原油価格の値下げにより、色んな資材が下がると思っていたのですが、
世の中はそんな簡単に思うようにはいかないものだとつくづく思います。
11月位までは、資材の値上げ前に買いだめしておいた資材があるからいいのですが、
その買いだめした資材が尽きて、新たに資材を買う時が恐ろしいです。
資材高で苦しんでいるのは、私たちのような業者ばかりではなく、
一般の方々も同じように大変な思いをしていると思います。
パンや、総菜、肉、洗剤や衣料品など、あらゆるものが値上がりしています。
そんな中、去年の米騒動で、米の買取り価格が2024年の倍以上になり、びっくりするほどの高値になりましたが、
2026年になり、「さあ、これから稲刈りをするぞ」という現在では、米が大量に余り、今年の米の買取価格は、
2024年ころの水準まで下がってしまうのではないかと心配されています。
私は、大きな矛盾を感じるのですが、正直私は、米の価格が、2026年の水準の単価でも良いと思っています。
一言で「米」と言っても機械や設備に莫大なお金がかかります。
そのため、借り入れも大きくなるのですが、借金を返済して米農家としての生き残っていくには利益も出していかなければなりません。
その利益を出していくのに、60キロ3万円位してもいいのではないかと思いますし、それでなければやっていけないと思います。
私は、この一年、高くなったお米を消費者が買ってくれるのかどうかを観察していました。
現段階で言えることは、お米が予想以上に残り、倉庫に入りきらないほど余っているという事は、
消費者の方が、高いお米を必要としていなかったのだと思いました。色んなものが上がっているのに、
主食でもあるお米が値下がりしているのです。
これは決して、米だけの問題ではないと思います。
消費者の方も色んなものが高くなっているので、無駄なものや、必要でないものは買わなくなっていると思います。
という事は、この先に始まる私達が育てている苺だって、買ってもらえなくなる恐れがあります。
お米を買わないでいられるという事は苺だって買わなくてもいられると思います。
お米の流れを見ていると、苺だって売れるかどうかが心配になってきます。
単価を易くすれば買ってもらえるのかもしれませんが、それだと私達が成り立ちません。
逆に単価が高いと私たちは嬉しいのですが、お客様は買いにくくなります。
こう考えると、単に色んなものが上がっているから、値上げすればいいというような考えでは成り立ちません。
資材や、燃料が上がっている中で、いかにコストを抑えながら、価格転嫁していく事が重要になってくると思います。
あとは、差別化や、ブランド化により、MGで言う青チップをいかにたくさん用意するかだと思います。
ある程度価格が高くても買ってもらえるような、安心感や、信頼を積み上げ、ワンランク上の価値を築き上げていく必要があります。
苺の販売までもう少し時間があるので、自社の強みと弱みを再度明確にして、
弱みの部分を強化するにはどうしたらいいのかを考えて、より魅力的なれっどぱーるを作っていこうと思います。
先の読めない時代ですが、チャンスもまた沢山あると教えていただいています。
今までのやり方にこだわらずに、新たなやり方に注目し、
新しい形を作っていく時代になってきていると思います。
色んなことを想定しながら、何処へでも舵を切れるように、日ごろから自分自身を磨き、
情報を集め、謙虚に人のいう事に耳を傾け、自分で考えながら変化に対応する経営者を目指していきます。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
富丘佐野農園株式会社れっどぱーる 佐野真史